Microsoft、「Microsoft Exchange Server 2010」のサポート期間を延長

Microsoft、「Microsoft Exchange Server 2010」のサポート期間を延長

　米Microsoftは9月16日（現地時間）、「Microsoft Exchange Server 2010」のサポート期間を延長すると発表した。

　「Exchange Server 2010」のサポート終了日は2020年1月14日だったが、一部の顧客が新しいバージョンの「Exchange Server」や「Office 365」「Exchange Online」といったクラウドソリューションへの移行を進めている最中であることから9カ月延長され、2020年10月13日までサポートされることになった。「SharePoint 2010」や「Office 2010」クライアントといった主要製品のサポート終了に合わせた格好だ。

　同社は「Exchange Server 2010」からの移行先として「Exchange Online」と「Office 365」を推奨しているが、オンプレミス版「Exchange Server」の新しいバージョンへ移行することも可能。ただし、最新の「Exchange Server 2019」へは直接アップグレードできないので注意したい。「Exchange Server 2013」もしくは「Exchange Server 2016」を選択する必要がある。

　なお、「Microsoft Desktop Optimization Pack（MDOP）」のサポート延長も併せてアナウンスされている。「MDOP」はレガシーアプリを仮想化技術で延命するツールスイートで、「App-V」や「MED-V」などの製品が含まれる。「MDOP」製品群のサポート終了日はさまざまであったが、今回2026年4月14日に統一された。