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「Windows 10 19H2」のリリース準備が完了 ~名前は「November 2019 Update」に(10月17日追記)

10月16日付で“Slow”リング向けに「19H2」ビルド 18362.10024の配信が開始

公式ブログ“Windows Experience Blog”

 米Microsoftは10月10日(現地時間)、「Windows 10 バージョン1909(19H2)」のリリース準備が整ったと発表した。名前は「Windows 10 November 2019 Update」で、最終的なリリースビルドは“18363.418”となるという。

 “ビルド 18363.418”には2019年10月更新(KB4517389)の内容に加え、プレビュー版「Windows 10 19H2」でテストされてきた新機能がすべて含まれる。

 現在の最新正式版「May 2019 Update」からのアップグレードは、従来のように大がかりなフルビルドアップデートではなく、毎月の品質更新プログラムとあまり変わらない規模となる。毎月提供される累積的更新パッケージも、「May 2019 Update」と「November 2019 Update」で共通のものとなる。

 同社によると、「November 2019 Update」のインストールオプションが与えられている場合、“Windows Update”から「November 2019 Update」へのアップグレードを有効化するパッチがダウンロードされ、OSのビルド番号が“18362”(May 2019 Update)から“18363”(November 2019 Update)となる。累積的更新パッケージを共有する関係で、ビルド番号に続くリビジョン番号は「May 2019 Update」と「November 2019 Update」で同じものになるという。たとえば、最新の「May 2019 Update」は“OS ビルド 18362.418”だが、それに対応する「November 2019 Update」は“OS ビルド 18363.418”となる。

 なお、「Windows 10 November 2019 Update(バージョン1909、19H2)」のリリース準備が完了したため、“Windows Insider Program”の“Slow”リングで配信されるプレビュービルドは「19H2」から「20H1」に移行する予定。「19H2」にとどまりたい場合は、“Release Preview”リングへ切り替えておいた方がよいだろう。

10月17日編集部追記: 10月16日付で“Slow”リング向けに「Windows 10 バージョン1909(19H2)」ビルド 18362.10024の配信が開始された。このビルドには、“Slow”リングのユーザーが最終版の「19H2」へ移行するために必要な修正が施されているという。すでに“Release Preview”リングへ切り替えたユーザーも配信対象となるとのこと。