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アプリフレームワーク「Electron 7.0.0」が公開 ~64bit版Windows on Arm対応を追加

アプリをOSの“ダーク モード”へ追従させるためのAPIなども

「Electron 7.0.0」がリリース

 アプリケーションフレームワーク「Electron」の最新版v7.0.0が、10月22日に公開された。「Electron」は、GitHub社が開発したオープンソースのGUIフレームワーク。HTML/CSS/JavaScriptといったWeb技術だけでWindows/Mac/Linuxに対応したデスクトップアプリケーションを開発可能で、GitHubが開発している「Atom」や「GitHub Desktop」以外にも、「Visual Studio Code」など多くのクロスプラットフォームアプリケーションで採用されている。

 「Electron 7.0.0」では、コアコンポーネントが以下のバージョンへアップデートされた「Chrome 77」「Chrome 78」などで導入された新機能が「Electron」でも利用できるようになる。

  • Chromium:78.0.3905.1
  • V8:7.8
  • Node.js:12.8.1

 そのほかにも、「Windows on Arm」向けの64bit版が追加。“ダーク モード”など、OSの配色設定の状態や変更を読み取って「Electron」アプリのテーマを切り替える機能、パフォーマンスやセキュリティの問題を抱えていた“remote”モジュールに代わり、プロセス間通信(IPC)API“ipcRenderer.invoke()”“ipcMain.handle()”が追加されている。