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2019年9月の月例パッチに問題、OSセットアップ時にIMEでローカルユーザーが作成不能に

11月中旬に修正パッチをリリースへ

2019年9月の月例更新プログラムに問題、Windowsのセットアップ中にIMEでローカルユーザーを作成できない

 米Microsoftは10月29日(現地時間、以下同)、9月にリリースされたWindows 10向けの月例更新プログラムで、「Input Method Editor(IME)」を利用してローカルユーザーを作成できない問題が発生していることを明らかにした。

 同社によると、“Out of Box Experience(OOBE:購入したPCに電源を入れて、実際に利用できるようにするまでのセットアップ画面)”で新しいWindowsデバイスをセットアップする際、IMEでローカルユーザーを作成できない場合があるという。日本語・中国語・韓国語環境に影響する可能性がある。問題が発生するWindows 10のバージョンは以下の通り。

  • クライアント:Windows 10 バージョン 1903、Windows 10 バージョン 1809、Windows 10 Enterprise LTSC 2019、Windows 10 バージョン 1803、Windows 10 バージョン 1709
  • サーバー:Windows Server バージョン 1903、Windows Server バージョン 1809、indows Server 2019、Windows Server バージョン 1803、Windows Server バージョン 1709

 なお、“Microsoft アカウント”でユーザーを作成した場合は問題ないとのこと。回避策として、ユーザー作成時にキーボードの言語を英語にするか、一度“Microsoft アカウント”でユーザーを作成し、あとでキーボードを好みの言語に戻す方法が案内されている。同社は11月中旬に修正パッチをリリースするとしている。