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鬱陶しい通知の許可を求めるポップアップはブロック ~「Firefox 72」から実施へ

ページを読み込んですぐ、問答無用でプロンプトを出す無礼なサイトのみが対象

公式ブログ“Future Releases”

 「Firefox」でWebサイトへアクセスすると、いきなり“通知の送信を許可して受信しますか?”というプロンプトが現れて煩わしい思いをしたことはないだろうか。Mozillaは11月4日(米国時間)、このデスクトップ通知の許可を求めるプロンプトを制限していく方針を発表した。

 Mozillaは4月、これらの通知プロンプトを削減する意向を示し、一部のユーザーを対象に研究と実験を進めてきたが、それによると以下の結果が得られたという。

  • 通知プロンプトは非常に不人気である。通知プロンプトが受け入れられるのは約1%で、残りは無視されるか、明示的に拒否される
  • 一度拒否されたWebサイトに対して再び通知プロンプトを表示しても、ユーザーがそれを受け入れる可能性はほとんどない。何回も通知プロンプトを表示しても無駄である

 一方、一部のサイトはページを読み込んですぐに通知プロンプトを出すのではなく、ユーザーアクション(Webページに設けられた[通知を希望する]ボタンを押すなど)があって初めて通知プロンプトをだす設計になっているが、そうしたWebサイトでは[通知を許可する]が選ばれる可能性は格段に高くなることがわかった。ただし、こうしたユーザーフレンドリーな設計になっているWebサイトは稀であるのが現実だ。

 そのような結果を受けて、Mozillaは「Firefox」における通知プロンプトの扱いを以下のように変更することにしたという。

  • 「Firefox 70」以降:デフォルトの“Not Now(今は許可しない)”オプションを“Never(許可しない)”に置き換え。2回目の訪問以降はプロンプトが表示されなくなる
  • 「Firefox 72」以降:通知アクセス許可プロンプトにはユーザーアクションを必須とする。それがないWebサイトではURLバーに小さなアイコンのみを表示する

 「Firefox」によって通知プロンプトがブロックされても、URLバーのアイコンをクリックすれば通知プロンプトへアクセスが可能。Webサイトからの通知を許可したい場合は、このプロンプトから明示的に許可できるようになる。

「Firefox 70」の通知プロンプト。「Firefox 72」以降はアイコンのみとなり、プロンプトはブロックされる