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“Google クラウド プリント”が来年末で廃止 ~10年間ベータ版のまま終息
1年の移行猶予のうちにネイティブ印刷や他の代替ソリューションへ移行を
2019年11月27日 08:00
米Googleは“Google クラウド プリント”のサポートを2020年12月31日(米国時間)に終了する。本サービスは2010年からベータ版として提供されていたが、正式版になることなく廃止されることとなった。
“Google クラウド プリント”は、さまざまなデバイスからクラウド経由で手持ちのプリンターを利用できるようにする印刷サービス。プリンターをクラウドサービスに登録しておけば、そのプリンターが接続されたPCからだけでなく、他のPCやタブレット、スマートフォンからでも簡単に印刷することが可能。プリンターがクラウド対応であれば、PCを介さなくても“Google クラウド プリント”へダイレクトに登録できるため、さらに便利だ。
“Google クラウド プリント”は「Google Chrome」や「Chrome OS」に統合されているが、1年の移行期間ののち廃止される。「Google Chrome」で“Google クラウド プリント”を利用している場合は、その間にネイティブ印刷や他の代替ソリューションへ移行する必要がある。「Chrome OS」のネイティブ印刷機能は他のプラットフォームに比べて貧弱だが、同社は“Google クラウド プリント”が廃止される前に機能を充実させ、移行を支援するとしている。