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フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」が2016年以来のメジャーアップデート

対応形式は拡張子ベースで188個。最新版は高DPI対応やインストーラーを強化

「PeaZip」v7.0.0

 フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v7.0.0が、12月2日に公開された。2016年以来のメジャーアップデートとなる。

 「PeaZip」は、オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフト。幅広い書庫形式をサポートしており、v7.0.0での対応フォーマットの数は拡張子ベースで188個にも上る。「エクスプローラー」風のモダンなユーザーインターフェイスを備えており、ファイラーとして利用できるのも特徴といえるだろう。

 メジャーアップデートとなる本バージョンでは、GUIエンジンを刷新。高DPI環境への対応が強化され、デスクトップのスケーリング設定が100%を超える環境でもUI要素やグラフィックスが自動で拡大描画されるようになった。テーマとアイコンも新しくなっている。

 機能面では、“tar.*”ファイル内のTAR書庫を自動で開くオプションを追加(デフォルトで有効)。リストビューのヘッダーの右クリックメニューにフォルダーを分析するコマンドが追加され、実行するとフォルダーに含まれるサブフォルダーやファイルの数、サイズなどを高速に取得できるようになった。

リストビューのヘッダーの右クリックメニューにフォルダーを分析するコマンドが追加

 そのほかにも、Windows版のインストーラーが強化され、現在のユーザーのみにインストールするオプションが追加された。日本語へのローカライズ設定もインストーラーから行える。

強化されたWindows版のインストーラー

 「PeaZip」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。

ソフトウェア情報

「PeaZip」
【著作権者】
PeaZip srl
【対応OS】
64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.0.0(19/12/02)