ニュース
AMDの“Radeon”シリーズのグラフィックドライバーに複数の脆弱性 ~Cisco Talosが公表
「VMware Workstation」のゲストOSからホストOSを攻撃可能。修正版への更新を
2020年1月23日 16:45
米Ciscoのセキュリティ部門Talosは1月22日(現地時間)、AMDの“Radeon”シリーズのグラフィックドライバーに複数の脆弱性が存在することを明らかにした。
今回公開された脆弱性は、CVE番号ベースで4件。細工を施したシェーダーファイルを「VMware Workstation 15」のゲストOSで開かせることで、ホストOS側に影響するサービス拒否(DoS)攻撃やリモートコードの実行が可能になるという。“CVSS 3.0”の基本値は、最大で“9.0”。
Talosはすでにこの脆弱性をAMDに通知済みで、VMwareの協力も得て昨年10月に問題は修正されたとのこと。AMDの製品セキュリティページにはまだ記載されていないが、Talosによると「VMware Workstation」v15.5.1とv20.1.1のAMD Radeonドライバーの組み合わせで問題が解決されたことを確認しているという。