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無料のオフィス統合環境「LibreOffice 6.4」が公開 ~QRコード作成機能などを追加
「Writer」では右サイドバーに“表スタイル”パネルが追加
2020年1月31日 06:30
The Document Foundation(TDF)は1月29日(ドイツ時間)、オープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice」の最新版「LibreOffice」v6.4を公開した。本バージョンでは、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」のパフォーマンスが向上しているほか、QRコード作成機能などを追加されている。
QRコード作成機能は、「Calc」「Impress」のほか、ワープロソフト「Writer」やドローソフト「Draw」で利用可能。[挿入]-[オブジェクト]-[QR Code]メニューから呼び出し、URLやテキストを入力してQRコードへ変換できる。
また、v6.3で追加された“墨消し”機能を拡張した“Auto-Redact”機能も追加された。あらかじめ指定しておいたキーワードを自動で墨消ししてPDFなどに出力可能で、正規表現を利用することもできる。
個別のソフトの改善としては、「Calc」でシート全体を1枚のPDFのページに収めて出力する機能が追加されたほか、「Writer」の右サイドバーに表のスタイルをコントロールする“表スタイル”パネルが追加された。また、「Draw」には、複数のテキストボックスを1つのテキストボックスに統合する[テキストの連結]コマンドが追加されている。
「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。
v6.4系統は新機能を積極的に盛り込んだ(Fresh)の最新版。パワーユーザーやテクノロジー愛好者、組織への導入をテストしているユーザーが対象とされている。一方、エンタープライズでの展開向けの安定版(Still版)はv6.3系統に移行している。
ソフトウェア情報
- 「LibreOffice」
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 6.4.0(20/01/29)