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ネットジャパン、「HyperBoot」を無償公開 ~同社製バックアップソフトのイメージをそのまま仮想マシンに

サーバーにトラブルが発生しても、即座に運用を再開できる

ネットジャパン、「HyperBoot」を無償公開

 (株)ネットジャパンは1月31日、「HyperBoot(ハイパーブート)」を公開した。同社のイメージバックアップ製品「ActiveImage Protector」のイメージファイルをそのまま仮想マシンとして起動できるようにするツールで、期間・機能の制限なく無償で利用できる。

 今回リリースされた「HyperBoot」は、従来からある「ImageBoot」という製品のGUIを一新し、操作性を大幅に向上させたものだ。万が一サーバーに障害が発生しても、「ActiveImage Protector」でイメージバックアップを取ってあれば、そのイメージファイルをハイパーバイザー上の仮想マシンに直接アタッチして、即時の起動と運用の再開が確実に行える。一般に1TB程度のバックアップイメージファイルをリカバリーするには数時間を要するが、本製品であれば2分程度で行えるという。さらに「VMware vMotion」を利用すれば、イメージファイルからブートした仮想マシンを起動したまま本番環境のストレージへシームレスに移行させることも可能だ。

 ハイパーバイザーはローカルとリモートの「Hyper-V」に加え、「VMware Workstation」、「VMware ESXi」、「Virtual Box」をサポート。LinuxのLVMにも対応する。イメージファイルは「ActiveImage Protector」で作成されたものであればバージョン、エディションを問わず利用できる。

 なお、「HyperBoot」をダウンロードする際は連絡先の登録が必要。また、「ActiveImage Protector」は有償製品だが、評価版も用意されている。

「ActiveImage Protector」は有償製品だが、評価版も用意されている