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複数の文を含む定型文も推測変換候補に自動登録! 「ATOK for Windows」の最新版が公開

意味が似た言葉を入力し直している状況を検出し、ほかの言い換え表現を提案可能に

「ATOK for Windows」

 (株)ジャストシステムは2月1日、定番の日本語入力システム「ATOK for Windows」の最新版を発売した。現在、30日間無料で使える試用版も公式サイトからダウンロードできるほか、既存ユーザーへの自動アップデートも順次行われている。

 最新版では、複数の文を含むよく使う文章も推測変換候補に自動登録できるようになった。たとえば、“お疲れ様です。”と入力して変換確定後に続けて“窓の杜の長谷川です。”と入力して確定する操作を何回か行うと、“おつかれ”と入力した時点で“お疲れ様です。窓の杜の長谷川です。”という文章が、推測変換の候補として現れる。わざわざ、定型文を登録しなくても、自然とよく使う文章が推測変換で入力できるようになり、入力効率が上がるのがうれしい。

複数の文を含むよく使う文章も推測変換候補に自動登録される

 また、意味が似た言葉を入力し直している状況を検出し、ほかの言い換え表現を提案する機能が追加された。たとえば、“今月はなにかと”の後ろに“忙しい”と入力後、確定せずに[Backspace]キーで“忙しい”の分を消し、“慌ただしい”と入力してまた[Backspace]キーで消すといった操作をした場合に、“せわしない”というフレーズが提案される。

意味が似た言葉を入力し直している状況を検出し、ほかの言い換え表現を提案

 そのほか、“クラウド辞書”のアップデートも行われ、『大辞林』など3つの辞書が改版されている。

 「ATOK for Windows」は、Windows 8.1/10に対応しており、月額300円などの“ATOK Passport”を購入することで利用可能。“ATOK Passport”はWindows/Mac/Android版の「ATOK」を10台までのデバイスにインストールできる。