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「ATOK for Windows」の最新版でチャットでの日常会話のような表現もスムーズに変換可能に
実在しない地名を指摘して修正候補を表示する機能も
2021年2月3日 06:45
(株)ジャストシステムは2月1日、定番の日本語入力システム「ATOK for Windows」の最新版をリリースした。現在、30日間無料で使える試用版も公式サイトからダウンロードできるほか、既存ユーザーへの自動アップデートも順次行われている。また、、Windows版と同様の機能追加・強化が施されたMac版の「ATOK for Mac」も同日公開されている。
最新版では、新型コロナウイルスの影響でチャットツールによるコミュニケーションが増加していることを受け、チャットでの日常会話で使用されるような表現をスムーズに変換できるようになった。例えば、“きょうちょうしいいわ”を変換すると“強調しいいわ”ではなく、助詞を抜いた“今日調子いいわ”に変換できるほか、“てかなんで?”を“手か何で?”ではなく、砕けた表現“てか何で?”に変換してくれるという。
また、存在しない“市”の名称を誤って入力してしまった際に指摘・修正候補を表示する機能も追加された。例えば、“群馬県熊谷市”と入力してしまった際に、存在しない地名であることを指摘するとともに、正しい“埼玉県熊谷市”をサジェストしてくれる。
さらに、「ATOK for Windows」が搭載するさまざまな校正支援機能による指摘を後から確認できる“校正支援 見逃し指摘ビューア”が搭載された。各アプリで校正支援機能が行った指摘約1日分をまとめて閲覧することが可能で、後で直すつもりで忘れてしまった指摘や見逃してしまった指摘がないかを確認しやすくなっている。
「ATOK for Windows」は、Windows 8.1/10に対応しており、月額330円(税込み)などの“ATOK Passport”を購入することで利用可能。“ATOK Passport”はWindows/Mac/Android版の「ATOK」を10台までのデバイスにインストールできる。
ソフトウェア情報
- 「ATOK for Windows」
- 【著作権者】
- (株)ジャストシステム
- 【対応OS】
- Windows 8.1/10
- 【ソフト種別】
- サブスクリプション 月額330円(税込み)
- 【バージョン】
- 32.0.1(21/02/01)