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新「ATOK」が提供開始 ~オンライン会議中の予測変換による情報漏洩を防止

「ATOKディープコアエンジン」の文脈解析がさらに賢く

「ATOK for Windows」

 (株)ジャストシステムは2月1日、新機能を追加した「ATOK for Windows」「ATOK for Mac」の提供を開始した。定額サービス「ATOK Passport」を介して提供される。30日間使える体験版も用意されており、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。

 「ATOK Passport」の料金は、Windows/macOS/Androidに対応した「ATOK Passport [ベーシック]」が月額330円。Windows/macOS/Android/iOSに加えて、Android/iOSでPC版と同等の機能が使用可能な「Professional」版が利用でき、クラウド文章校正や8カ国語クラウド翻訳変換、クラウド辞典なども付属した「ATOK Passport [プレミアム]」が月額660円または年額7,920円。

 最新版では人工知能(AI)技術を採用した変換エンジン「ATOKディープコアエンジン」がアップデートされ、文脈解析がさらに賢くなった。間違えやすい同音異義語も、文脈に応じてより適切に変換し分けられる。

「ATOKディープコアエンジン」がアップデートされ、文脈解析がさらに賢く

 さらに、入力環境をカスタマイズしやすくする2つのモードを搭載した。自身がよく入力する文章の種類に応じて4タイプから選ぶだけの「かんたんカスタム」と、20の質問に答えて入力環境をオーダーメイドしていく「こだわりカスタム」の2コースが選択可能だ。

4タイプから自分の入力スタイルをチョイスする「かんたんカスタム」
20問の質問に答えて入力環境をオーダーメイドしていく「こだわりカスタム」

 オンライン会議中に、予測変換を表示させないようにする「ATOKプロテクトモード」も搭載した。「Zoom」のオンラインミーティング中に自動で有効化され、推測候補の自動表示を抑制する。

デスクトップ共有中に恥ずかしい推測候補が表示されないようにしてくれる「ATOKプロテクトモード」

 また、従来から搭載されている「プライバシーモード」も改善されており、Webブラウザーがシークレットモードの場合はそれと連動して「ATOK」の学習機能が自動的に無効化される。

 機能の詳細は発表時の記事で確認してほしい。