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「Windows 10」Build 19587が“Fast”リングで公開

機能の改善と不具合の修正のみで、新機能は含まれず。ARM端末は不具合のため提供なし

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 19587を“Fast”リングでリリース

 米Microsoftは3月18日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19587を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して最新ビルドへアップデートできる。

 Build 19587の変更点は機能の改善と不具合の修正のみで、新機能は含まれていない。フィードバックをうけ、ボリュームを上げるか、ミュートを手動で解除するまでハードウェアのボリュームキーではミュートが解除されなくなったほか、「ナレーター」の動作が調整された。特定のアプリで検索ボックスが見つからない問題や、パスが非常に長くかつ東アジア言語の文字を含む場合に、「エクスプローラー」からファイルをWin32アプリで開けない問題などが解決されている。

 なお、本ビルドは不具合のためARMデバイスには配信されないので注意。

 “Windows Insider Program”の“Fast”リングでは、開発ブランチ(rs_prerelease)のビルドが直接提供される。さまざまな新機能が先行実装されているが、このビルドは「Windows 10」のリリースサイクルとは紐づけられておらず、そのまま次期バージョンの「Windows 10」に採用されるとは限らないので注意したい。