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パワポやKeynoteをバーチャル背景にできる「Zoom」v5.2.0が公開 ~Webカメラをデコれるフィルターも導入
ミーティングで利用できるリアクションの拡充や各機能のハードウェア要件緩和なども
2020年8月5日 11:00
米Zoom Video Communicationsは8月4日(現地時間、以下同)、ビデオ会議サービス「Zoom」クライアントアプリの最新版v5.2.0を公開した。現在、Windows、Mac、Androidでマニュアルでのダウンロードとアップデートが可能。iOS版も近日中にリリースされる見込みだ。
v5.2.0における改善点は、会議・ウェビナー、チャット、クライアント機能など多岐にわたる。
「PowerPoint」スライドをバーチャル背景として利用する機能がベータに
なかでも一番の目玉は、「PowerPoint」スライドをバーチャル背景として利用する機能だろう(Macの場合は「Keynote」も利用可能)。まだベータ版の段階だが、スライドを使って会議を進めたり、セミナーを開催する場合に役立つ。プレゼンターのカメラは移動・リサイズ可能で、スライドの邪魔にならないようにレイアウトできる。
より気軽に・楽しく会議へ参加するための要素も
また、より気軽に・楽しく会議へ参加するための要素もいくつか導入されている。たとえば「SNOW」や「LINE」のようなビデオフィルターが導入され、Webカメラの映像にセピア効果を加えたり、TVやデジカメ風のフレームを追加したり、マスクや帽子、メガネ、ウサギの耳などをオーバーレイ表示できるようになった。顔の写り映えを補正したり、低照度環境向けにビデオの明るさを調整したり、バックグラウンドノイズの除去を行うこともできる。
また、より多くのリアクションが会議で利用できるようになった。拍手やサムアップ(親指をあげる)だけでなく、ハートや驚き、笑い、パーティークラッカーなどの絵文字が追加され、より多彩な反応でミーティングを盛り上げられるようになっている。
さらに、ハードウェア関連の設定拡充や要件の緩和も行われた。画面共有とホワイトボードでは、ハードウェアアクセラレーションの有無を個別に設定可能。バーチャル背景は第8世代以降のIntel Core i3で、49人を同時表示できるギャラリービューはシングルモニターならAMDの“Ryzen 5”シリーズで、デュアルモニターならRyzen 7/9および第4世代以降のCore i5でも利用できるようになった。
ソフトウェア情報
- 「Zoom」Windows版
- 【著作権者】
- Zoom Video Communications, Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.2.0(20/08/04)