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Windows版「Zoom」v5.1.3が公開、旧版Windowsで任意コードが実行できる欠陥に対処

Windows 7およびそれ以前の古いバージョンで利用している場合は手動での更新確認を

Windows版「Zoom」v5.1.3

 米Zoom Video Communicationsは7月10日(現地時間、以下同)、ビデオ会議サービス「Zoom」の最新版クライアントアプリを公開した。今回アップデートされたデスクトップ向けクライアントアプリは、Windows版のみ(v5.1.3)。セキュリティ問題への対処が行われている。

 v5.1.3では、Windows 7およびそれ以前のバージョンに影響する脆弱性が修正された。スロベニアのセキュリティベンダーACROS Securityが9日付けで公表した任意コードが実行可能になる脆弱性(CVE番号は未割り当て)が解決されたようだ。

 この脆弱性は、ファイルを開くだけでシステムからの警告なしに任意のコードが実行可能になる致命的なものだが、ACROSによる分析の結果、現行版のWindowsには影響しないことが判明している。Windows 8.1/10などで「Zoom」を利用しているのならば対処は不要だ。

 ただし、古いバージョンのWindowsでデスクトップ向け「Zoom」を利用している場合は注意。画面右上のプロフィールアイコンをクリックし、[アップデートを確認]メニューを選択してクライアントアプリをアップデートする必要がある。

ソフトウェア情報

「Zoom」Windows版
【著作権者】
Zoom Video Communications, Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.1.3(20/07/10)