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「Zoom」v5.3.0が公開 ~ユーザー側から参加するブレイクアウトルームを選択可能に
ユーザーの眉毛・ヒゲ・唇をリアルタイム加工する“Studio Effects”をベータ提供
2020年9月23日 11:03
米Zoom Video Communicationsは9月21日(現地時間、以下同)、ビデオ会議サービス「Zoom」クライアントアプリの最新版v5.3.0を公開した。現在、Windows、Mac、Androidでマニュアルでのダウンロードとアップデートが可能。iOS版も近日中にリリースされる見込みだ。
「Zoom 5.3.0」における改善は多岐にわたるが、なかでも注目は参加者がブレイクアウトルームを自由に選べるようになったことだ。
“ブレイクアウトルーム”(以前はブレイクルームセッション、分科会とも)とは、大人数のミーティングを一時的に小さなグループへ分割する機能。ホストがそれぞれのルームを個別に訪問したり、全体に呼びかけたり、ルームからホストにヘルプを要請したり、タイマーを設定することが可能で、全体的なプレゼンの後にそれをもとにしたグループディスカッションを行う場合や、いくつかの班に分かれて作業を行うケースで役立つ。
これまでのブレイクアウトルームはホストが手動で参加者をルームに割り振るか、自動で割り振るかしか選べなかったが、「Zoom 5.3.0」では参加者側で加入するルームを選べるようになった。好みのテーマや仲のよいメンバーで集まったり、途中でルームを移動するといった柔軟な運用が可能になるだろう。
なお、ブレイクアウトルームは無償プランでも利用できるが、初期状態では無効化されている。使いたい場合は、Webの設定画面で有効化する必要がある。また、ユーザーが参加するルームを選択する機能は、ホストとゲストのクライアントが両方とも「Zoom 5.3.0」にアップデートされていなければならないので注意したい。
そのほかにも、“Studio Effects”と呼ばれるビデオ機能がベータ版として追加された。これはユーザーのカメラ映像をリアルタイムに加工して眉毛やヒゲを追加したり、唇の色を変更できる機能で、バーチャル背景やビデオフィルターとも併用できる。
ソフトウェア情報
- 「Zoom」Windows版
- 【著作権者】
- Zoom Video Communications, Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.3.0(20/09/21)