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「Zoom」上に構築された遠隔教育ソリューション「Class for Zoom」が1,600万米ドルを資金調達

オンライン学習に必要な出欠・座席表・課題管理などの機能を「Zoom」に追加

「Class for Zoom」

 米ClassEDUは9月23日(現地時間)、会社の設立と1,600万米ドルの資金調達を発表した。資金は同社の教育市場向けサービス「Class for Zoom」を市場に送り出すために使われる。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、オンラインビデオ会議サービス「Zoom」を遠隔学習にも活用しようという動きが加速しているが、「Zoom」は基本的にミーティングやウェビナー(オンラインセミナー)向けのサービスであり、オンライン学習のための重要な機能がいくつか欠けている。たとえば出欠や課題を管理したり、小テストを実施して習熟度を確認したりするには、他のツールを併用する必要がある。また、関係のない第三者が授業に乱入する“Zoombombing(Zoom爆撃)”が問題になるなど、セキュリティの面でもいくつかの課題を抱えていた。

 「Class for Zoom」はこうしたニーズに応えたソリューションで、「Zoom」に教育向けに特化した機能を追加する。「Zoom」の上に構築されているので、「Zoom」に慣れたユーザーにとって使いやすく、また高品質なビデオ・オーディオの恩恵を受けられるのもメリットと言えるだろう。

 サービスはまだ提供されていないが、デモビデオで概要をつかむことができる。日本での展開は未定だが、ベータテストへの参加希望も受け付けているので、興味のある人は登録してみるとよいだろう。

Introduction to Class for Zoom