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1件の脆弱性を修正した「Wireshark」v3.2.6が公開 ~フリーのネットワーク解析ツール
旧バージョンのアップデートv3.0.13/v2.6.19もリリース
2020年8月17日 06:00
オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版v3.2.6が、8月12日(協定世界時)に公開された。本バージョンは不具合への対策が中心のメンテナンスアップデート。脆弱性の修正も行われている。
リリースノートによると、今回修正された脆弱性は1件。「Kafka」ディセクターがクラッシュする不具合(CVE-2020-17498)が解決された。旧バージョンのv3.0系統、v2.6系統も同日付けでリリースされているが、これらのバージョンには影響しない。
そのほかにもプロトコルサポートのアップデートや対応キャプチャーファイルの拡充などが行われている。
「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在ソースコードとWindows/Mac向けのインストーラーが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows向け最新安定版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
なお、v2.6系統(LTSリリース)のサポートは今年10月までとなっている。それ以降は「Wireshark」で「GTK+」と「Qt4」の対応が打ち切られるほか、Mac OS X 10.6から10.11までのバージョンで「Wireshark」が利用できなくなる。できるだけ早い後継OSへの移行を心がけたい。
ソフトウェア情報
- 「Wireshark」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10およびWindows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.2.6(20/08/12)