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マルウェア対策機能を大幅に強化した「Acronis True Image 2021」が発売
リアルタイムのマルウェア対策機能やWebフィルタリング機能を搭載
2020年8月24日 06:30
アクロニス・ジャパン(株)は8月21日、個人ユーザー向けバックアップツール「Acronis True Image」の最新版「Acronis True Image 2021」を発表した。現在、同社のオンラインストアからダウンロード版を購入できるほか、30日利用できる体験版もダウンロード可能。パッケージ版の店頭販売は9月18日に開始される。
「Acronis True Image 2021」では、近年強化されてきたセキュリティ関連機能をさらに充実させつつ、バックアップ機能の向上が施されている。
セキュリティ関連機能の拡充
セキュリティ関連の機能追加で、最も大きなものはリアルタイムのマルウェア対策機能だ。一般的なセキュリティ対策ソフトのように、常時データやアプリケーション、システムを監視してマルウェアからの脅威から保護できる。
また、任意のタイミングでシステム全体のマルウェアスキャンを行うことも可能なほか、マルウェアが発見された場合にファイルを隔離する検疫機能も搭載された。従来から備える、ランサムウェアやクリプトジャッキンングに対する保護と合わせて、強力なセキュリティ対策を提供する。マルウェアスキャン時にはシステムへの負荷を抑えるため、利用可能なCPUの利用率を60%以下に抑えることが可能だ。
さらに、「Zoom」や「Cisco Webex」、「Microsoft Teams」を使ったオンライン会議を保護する機能も追加された。コードインジェクションからこれらアプリのプロセスを保護するといった機能を備え、不意に第三者が会議に飛び入りしたり、個人データや連絡先などの情報が漏洩することを防げる。
そのほか、Webフィルタリング機能を搭載。マルウェアやランサムウェアなどが仕込まれていたり、詐欺やフィッシングを目的としたWebサイト、フェイクニュースを提供するWebサイトにアクセスしようとすると即座にブロックできる。
バックアップ機能の向上
バックアップ関連機能では、バックアップのレプリケーションが中断された場合に、次回のレプリケーションを中断したポイントから再開できるようになった。また、定期的なバックアップの検証時に最新バックアップバージョンの復元可能性のみを検証し、検証プロセスを高速化可能になっている。
価格は5,982円から
価格は買い切りの永続ライセンス版が5,982円(税別、以下同)、サブスクリプション版は250GBのクラウドストレージが付属する「Acronis True Image Advanced」が年額5,074円、1TBのクラウドストレージが付属する「Acronis True Image Premium」は10,167円などとなっている。
ソフトウェア情報
- 「Acronis True Image 2021」体験版
- 【著作権者】
- Acronis International GmbH
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10およびWindows Home Server 2011
- 【ソフト種別】
- 体験版
- 【バージョン】
- ビルド30290(20/08/21)