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脆弱性診断機能を追加した「Acronis True Image 2021 Update 2 for Windows」が公開

ランサムウェア対策などのセキュリティ機能も備えた個人向けイメージバックアップツールの最新版

「Acronis True Image 2021」Build 34340

 アクロニス・ジャパン(株)は11月24日、「Acronis True Image 2021 Update 2 for Windows」をリリースした。「Windows 10 October 2020 Update」が新たにサポートされたほか、脆弱性診断と新しいヒューリスティックの導入により、セキュリティが強化されている。

 「Acronis True Image」は、Windows/Macに対応したイメージバックアップソフト。豊富な機能と高い信頼性、そしてわずか2クリックでバックアップできるシンプルな操作性に定評があり、有償製品ながら高い評価を得ているこの分野の定番ソフトだ。最近ではデータを人質に金銭をゆする“ランサムウェア”を検出したり、オンライン会議を攻撃から保護する機能を拡充するなど、データを守るセキュリティツールとしての面も強化されている。

 買い切り型の“Standard”(1PCあたり6,580円)のほか、基本機能のみを備えたサブスクリプション版“Essential”(年間8,940円)と、クラウドストレージ付きのサブスクリプション版“Advanced”(年間14,540円)、“Premium”(年間21,270円)がラインナップされており(価格はいずれも税込み)、30日間試用できる。

 今回新たに導入された脆弱性診断は、OSとアプリケーションをスキャンして既知の脆弱性の影響を受けないかをチェックする。発見された脆弱性に深刻度レベルを割り当て、ユーザーにセキュリティアップデートを促すことで、システムの安全を確保できる。

今回新たに導入された脆弱性診断

 そのほかにも、さまざまな不具合が修正された。脆弱性の修正も1件(CVE-2020-9450)含まれているので、できるだけ早い対応が望ましい。脆弱性の深刻度は“CVSS”の基本値で“4.9”(重大度:中)。

ソフトウェア情報

「Acronis True Image 2021」体験版
【著作権者】
Acronis International GmbH
【対応OS】
Windows/Mac
【ソフト種別】
体験版(30日間試用可能、製品版は“スタンダード”版で税込み5,480円など)
【バージョン】
Build 34340(20/11/24)