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6件の脆弱性に対処した「Acronis True Image 2020 Update 4 for Windows」が公開

「Windows 10 October 2020 Update(バージョン 20H2)」をサポート

「Acronis True Image 2020」Build 38530

 アクロニス・ジャパン(株)は2月16日、「Acronis True Image 2020 Update 4 for Windows」をリリースした。「Windows 10 October 2020 Update(バージョン 20H2)」がサポートされたほか、さまざまな不具合が修正されている。

 なかでも以下の脆弱性への対処が行われている点には注意(括弧内はCVSSのスコア)。

  • CVE-2020-10140:フォルダーパーミッションの不備によるローカル権限昇格(8.7:High)
  • CVE-2020-10139:DLLインジェクションによるあるローカル権限昇格(8.1:High)
  • CVE-2020-35145:DLLハイジャックによるローカル権限昇格(6.9:Medium)
  • CVE-2020-9451:不適切なソフトリンク処理に起因するローカル権限昇格(5.9:Medium)
  • CVE-2020-9450:アンチランサムウェアマイクロサービスがサービス間通信を認証しない(4.9:Medium)
  • CVE-2020-9452:フォルダーパーミッションの不備によるサービス拒否(4.2:Medium)

 Mac版でも2件の脆弱性が修正されており、最新版へのアップデートが必要だ。

 「Acronis True Image」は、Windows/Macに対応したイメージバックアップソフト。豊富な機能と高い信頼性、そしてわずか2クリックでバックアップできるシンプルな操作性に定評があり、有償製品ながら高い評価を得ているこの分野の定番ソフトだ。最近ではデータを人質に金銭をゆする“ランサムウェア”を検出したり、オンライン会議を攻撃から保護する機能を拡充するなど、データを守るセキュリティツールとしての面も強化されている。

 買い切り型の“Standard”(1PCあたり6,580円)のほか、基本機能のみを備えたサブスクリプション版“Essential”(年間5,580円)と、クラウドストレージ付きのサブスクリプション版“Advanced”(年間10,060円)、“Premium”(年間13,980円)がラインナップされており(価格はいずれも税込み)、30日間試用できる。

ソフトウェア情報

「Acronis True Image 2020」体験版
【著作権者】
Acronis International GmbH
【対応OS】
Windows/Mac
【ソフト種別】
体験版(30日間試用可能、製品版は“スタンダード”版で税込み6,580円など)
【バージョン】
Build 38530(21/02/16)