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Microsoft、法人・教育向け「Windows 10 バージョン 1803」のサポートを半年延長
“COVID-19”感染拡大に配慮。新しいサポート終了日は2021年5月11日
2020年8月27日 09:30
米Microsoftは8月26日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 1803」(April 2018 Update)の“Enterprise”、“Education”、“IoT Enterprise”のサポート終了予定日を延期すると発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に対処するにあたり、システム管理の負担軽減を望む顧客のフィードバックに応えた格好だ。
「Windows 10 バージョン 1803」の一般顧客向けエディション(Home、Pro、Pro for Workstation、IoT Core)は2019年5月にサポートを終了し、後継バージョンへの自動アップデートが行われている。一方、法人・教育機関向けのエディションに関しては、機能更新プログラムをテスト・展開するためにより多くの時間を必要とすることから、追加のサポート期間(1年)が提供されている。しかし、それも今年11月10日で満了を迎えるはずだった。
新しいサポートの終了日は2021年5月11日に設定されており、約半年間延期されたことになる。とはいえ、いずれ後継バージョンへの移行を進めなければならないことには変わりはない。できるだけ早く移行計画を立てるべきだろう。
なお、「Windows 10」では他のバージョンでもサポート期間の延長が行われている。また、法人製品の一部でもサポートの延長や仕様変更の延期といった措置が取られている。詳しくは同社のサポートページを参照されたい。
- Windows Server バージョン 1809(Datacenter/Standard):2020年5月12日→2020年11月10日
- Windows 10 バージョン 1809(Home/Pro/Pro Education/Pro for Workstations/IoT Core):2020年5月12日→2020年11月10日
- Windows 10 バージョン 1803(Enterprise/Education/IoT Enterprise):2020年11月10日→2021年5月11日
- Windows 10 バージョン 1709(Enterprise/Education/IoT Enterprise):2020年4月14日→2020年10月13日