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IFTTT、有償プラン“IFTTT Pro”を発表 ~アクションを複数実行したり、フィルターを定義可能

さまざまなサービスを組み合わせて“~したら~する”サービスを手軽に作成。今なら価格を自分で決められる

IFTTT、新しいプラン“IFTTT Pro”を発表

 さまざまなサービスを組み合わせた“アプレット”を作成・実行できるクラウドサービス“IFTTT”を運営する米IFTTTは9月9日(現地時間)、新しいプラン“IFTTT Pro”を発表した。要望の多かった魅力的な機能を多く備えた有償プランだ。

 “IFTTT”は、“トリガー(引き金)”となるサービス(if)にもう一つの“アクション”となるサービス(then)を組み合わせて、“もし~したら~する(if/then)”という新しいサービス(アプレット)を作り出せるクラウドサービス。たとえば、RSSフィードと“Twitter”を組み合わせれば、“新しい記事が投稿されたらツイートする”という新しいサービス(アプレット)を作り出せる。最近ではIoTとの連携も充実しているので、スマート家電のコントロールなども可能だ。

トリガー(if)サービスとアクション(then)サービスを組み合わせて、“もし~したら~する(if/then)”という新しいサービス(アプレット)を作り出せる

 新プラン“IFTTT Pro”でサポートされる機能は以下の通り。これまでの無料プランでは1つのトリガーに1つのアクションしか紐付けられなかったが、“IFTTT Pro”では複数のアクションをトリガーしたり、複数のサービスからデータを取得して組み合わせたり、JavaScriptで条件を記述して合致する場合だけ実行(またはスキップ)することができる。

  • 複数のステップを持つアプレット
  • Javascriptでフィルター条件を記述
  • 複数アクションの実行
  • アプレットの実行速度向上

 そのほかにも、無制限にアプレットを作成できるなどの特典が得られる。一方で、無償版で作成できるアプレットの数は3つになるようだ。

Javascriptでフィルター条件を記述。特定の時間だけ実行、気温が指定した温度の範囲ならばスキップ、キーワードが含まれていたら実行、ランダムな色を得るなど、さまざまなカスタムフィルターを定義できる

 “IFTTT Pro”の価格は、月額9.99米ドル。同社はこれを十分に妥当な価格だとしているが、幅広いユーザーからフィードバックを得たいとの考えから、当面の間は費用をユーザー自身が決定できるシステムを導入している。

当面の間は費用をユーザー自身が決定できる