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無償版“IFTTT”で利用可能なアプレットは3つまでに ~超過分は10月8日にアーカイブ

10月7日までなら有償プラン“IFTTT Pro”の料金をユーザー側で決められる

“IFTTT”のヘルプページ

 “IFTTT”の有償プラン“IFTTT Pro”が導入されるのに伴い、無償プラン“IFTTT Standard”で利用可能なアプレットは3つまでとなる。“IFTTT”を運営する米IFTTTは9月23日(現地時間)、ヘルプページをアップデートし、2つのプランの違いを解説している。

 “IFTTT”は、“トリガー(引き金)”となるサービス(if)にもう一つの“アクション”となるサービス(then)を組み合わせて、“もし~したら~する(if/then)”という新しいサービス(アプレット)を作り出せるクラウドサービス。たとえば、RSSフィードと“Twitter”を組み合わせれば、“新しい記事が投稿されたらツイートする”という新しいサービス(アプレット)を作り出せる。最近ではIoTとの連携も充実しているので、スマート家電のコントロールなども可能だ。

 “IFTTT Standard”は今後も無償で提供され、“ifttt.com/explore”で検索可能なサービスを制限なしに組み合わせてアプレットを作成ことができる。しかし、作成可能なアプレットは最大3つまでに制限される。すでに3つ以上のアプレットがある場合は、10月7日までに有償プランにアップデートする必要がある。

 10月8日になると、制限を超えるアプレットは使われていないものから順に自動で“アーカイブ”される。アーカイブされたアプレットは動作しなくなるが、削除されてしまうわけではない。他のアプレットをアーカイブして上限内に抑えれば、再びアクティブにすることができる。

 なお、“IFTTT Pro”の価格は、月額9.99米ドル。アプレットの数に制限がなくなるほか、複数のステップをもつアプレットやJavascriptによるフィルター条件の記述などがサポートされる。10月7日まではユーザー側で料金を決められる仕組みが導入されているので、正規の料金が払えないユーザーでも価格を抑えて利用できる。決めた価格は“IFTTT”の続く限り尊重されるという。

当面の間は費用をユーザー自身が決定できる