無料イメージバックアップ・クローンツール「AOMEI Backupper 6.0」が公開

「AOMEI Backupper Standard」v6.0

　中国のAOMEI Techは9月9日（現地時間）、OSやユーザーデータをバックアップ・クローンできるツール「AOMEI Backupper」の最新版v6.0を公開した。64bit版を含むWindows XP以降に対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。無償の“Standard”エディションは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

　「AOMEI Backupper Standard」は、フリーの多機能なバックアップ・HDDクローン作成ソフト。システムやディスク、パーティションを丸ごとイメージバックアップ・リストアしたり、指定したファイルを他のドライブと同期できるほか、「Windows PE」やLinuxのブータブルメディアを作成したり、ディスクをクローンする機能も備える。上位エディション（有償）であれば、システム丸ごとのクローンやコマンドライン操作、ファイル・フォルダーのリアルタイム同期、イメージファイルの検索や暗号化、サーバーOSでの運用なども可能。

　メジャーアップデートとなる本バージョンの目玉は、同期機能に“双方向同期”が追加されたこと。一方のフォルダーでファイルを変更すると、もう一方のフォルダーにも反映される。「AOMEI Backupper 5.9」で導入されたミラー同期との違いは、ソースフォルダーからターゲットフォルダーへの反映に加え、その逆も行われる点だ。いずれも上位エディションでのみ利用できる。

　さらに、本バージョンでは“ツール”画面が再設計された。この画面ではブータブルメディアの作成やログの管理といった、バックアップやクローンには関係ない機能が集約されている。他の「AOMEI」ツールへアクセスすることも可能だ。そのほかにも、不要なログを削除する機能や自動更新の最適化が行われている。

“ツール”画面が再設計