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7件の脆弱性に対処した「VirtualBox」v6.1.16が公開 ~v5.2/6.0系統は7月でサポート終了

できるだけ早い「VirtualBox 6.1」系統への移行を

「Oracle VM VirtualBox」v6.1.16

 米Oracleは10月20日(現地時間)、フリーの仮想PC作成・実行ソフト「Oracle VM VirtualBox」v6.1.16を公開した。本バージョンは機能の改善や不具合の修正が中心のメンテナンスアップデート。四半期ごとに実施されるOracle製品の定例セキュリティアップデート(CPU)の一環だ。

 同社が公開したアドバイザリによると、「VirtualBox」に関わる脆弱性は7件。リモートから認証なしに悪用が可能な問題はないが、できるだけ早い対応が必要だ。脆弱性の深刻度は“CVSS 3.0”の基本値で最大“8.2”。

 「Oracle VM VirtualBox」は、デスクトップでx86ベースシステムの仮想マシンを複数作成・実行できるソフト。オープンソースで開発されており、Windows、Mac、Linux、Solarisが公式にサポートされている。

 なお、旧バージョン「VirtualBox 5.2」「VirtualBox 6.0」系統は今年7月でサポートを終了したため、今回のセキュリティアップデートの対象とはなっていない。できるだけ早い「VirtualBox 6.1」系統への移行をお勧めするが、32bit版OSでは利用できない点には注意したい。

ソフトウェア情報

「Oracle VM VirtualBox」Windows版
【著作権者】
Oracle Corporation and/or its affiliates
【対応OS】
64bit版のWindows 8.1/10およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.1.16(20/10/20)