ニュース

Google Workspace、Web/Androidに続きiOSでもMicrosoft Officeドキュメントの編集に対応

ファイルフォーマット変換は不要、コラボレーション機能の恩恵も

“Google Workspace”で「Microsoft Office」ドキュメントをそのまま扱える機能“Office ファイルの編集(Web版における案内)

 米Googleは11月24日(現地時間)、“Google Workspace”で「Microsoft Office」ドキュメントをそのまま扱える機能“Office ファイルの編集(Office editing)”がiOSでも利用できるようになったと発表した。WebとAndroidではすでにサポートされている。

 この機能の魅力は、ファイルフォーマットの変換が不要で、ワークフローを合理化できる点にある。「Google ドライブ」で直接Officeドキュメントを扱えるので、共有リンクを利用すればファイルをダウンロードしたり、メールに添付して送信する手間を省ける。

 また、“Google Workspace”で提供されているリアルタイムコラボレーション機能を利用できる点もメリット。コメントの挿入も行える。共有範囲の設定などが行える点も、社内データの管理には便利だ。

ファイルフォーマットの変換は不要。“Google Workspace”のコラボレーション機能も利用できる

 “Office ファイルの編集”機能で利用できるOfficeファイルの形式は、以下の通り。「Office 2007」より古いバージョンのドキュメントを編集する場合は、保存時に新しい形式へ変換される点には注意したい。また、パスワードで保護されたファイルは編集できず、ビューワーで閲覧するだけとなる。

  • Word ファイル:.doc、.docx、.dot
  • Excel ファイル:.xls、.xlsx、.xlsm(マクロが有効な Excel ファイル)、.xlt
  • PowerPoint ファイル:.ppt、.pptx、.pps、.pot

 なお、この機能は“Google Workspace”ユーザーだけでなく、個人の“Google アカウント”を持つユーザーも利用可能。すでにロールアウトされており、「Google ドライブ」アプリが最新であれば利用できるという。