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「Windows 10 バージョン 2004/20H2」の「Microsoft IME」問題は解消

プレビューパッチで解決。一般環境にも12月の月例更新で配信へ

同社のサポートドキュメント

 米Microsoftは12月4日(現地時間、以下同)、「Windows 10 バージョン 2004/20H2」で報告されていた「Microsoft IME」の問題を解決したと発表した。11月30日にリリースされたプレビュー更新プログラム「KB4586853」で修正されているという。大きな問題がなければ、今月の月例更新(パッチチューズデー)で配信される予定だ。

 「May 2020 Update」以降のWindows 10には新設計のIMEが搭載されており、パフォーマンスと安定性の向上、設定画面の見直しが行われた。しかし、設計の変更により互換性問題もいくつか報告されていた。

 今回修正された問題は、以下の4つ。サポート文書「KB4564002」で挙げられていた問題は、これですべて解消されたことになる。

  • 新しい日本語版「Microsoft IME」で“ImmGetCompositionString()”が予期せず全角ひらがなを返す
  • 特定の状況下で「Microsoft IME」からキーボード入力を受けとれない。入力オプションが制限されていたり、“WM_CHAR”メッセージを直接処理している場合に発生するようだ
  • “SetInputScope () API”でアプリの変換モードを変更または設定した場合、日本語用「Microsoft IME」が期待どおりに動作しない
  • 日本語版「Microsoft IME」でタスクバーのインジケーターのモードが正しく反映されない場合がある