ニュース

「Windows 10 バージョン 20H2」で「秀丸エディタ」上の「Microsoft IME」に相性問題

かな・漢字変換でのクラッシュなどが発生。旧版IMEへ戻すことで解決可能

「秀丸エディタ」

 (有)サイトー企画は1月18日、「Windows 10 バージョン 20H2」で実行している「秀丸エディタ」および「秀丸メール」と「Microsoft IME」の組み合わせで発生する問題についての注意喚起を発表した。以下のような問題が発生しているという。

  • かな・漢字変換をすると保護違反が発生して異常終了する
  • かな・漢字変換で[Enter]キーでの確定ができない
  • 「秀丸エディタ」の[かな漢への単語登録]コマンドで「Microsoft IME」の単語登録ができない

 原因は、「May 2020 Update」以降のWindows 10に搭載された新設計の「Microsoft IME」にあるようで、「設定」アプリから「Microsoft IME」を古いバージョンへ戻すことで解決するという。古いバージョンへの戻し方は以下の通り。

  1. タスクトレイの右クリックメニューなどから「設定」アプリの「Microsoft IME」画面にアクセス

    「設定」アプリの[Microsoft IME]画面からタスクトレイの右クリックメニューを呼び出す

  2. [全般]を選択

    「設定」アプリの[Microsoft IME]画面で[全般]を選択

  3. 下の方にスクロールし、[以前のバージョンの Microsoft IME を使う]オプションを有効化する

    [以前のバージョンの Microsoft IME を使う]オプションを有効化

 また、この問題とは別に「秀丸エディタ」の“トゥルーインライン入力”機能と新設計の「Microsoft IME」との互換性問題も発生しており、保護違反が発生して異常終了する場合があるとのこと。この問題は「秀丸エディタ」の[動作環境]ダイアログで[上級者向け設定]をONにし、[編集]-[IME]画面で[トゥルーインライン入力でIME側の色情報取得]チェックボックスをOFFにすることで回避できるという。

[編集]-[IME]画面で[トゥルーインライン入力でIME側の色情報取得]チェックボックスをOFFに