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フリーのお手軽PDF編集ツール「CubePDF Utility」がベータ版を卒業、v1.0.0に

ページの編集やプロパティの閲覧と書き換え、パスワードの設定をコンパクトに集約

「CubePDF」v1.0.0RC15

 (株)キューブ・ソフトは3月16日、PDFの編集ソフト「CubePDF Utility」v1.0.0をリリースした。ながらくベータ版として開発が続けられてきたが、v2.0.0の開発を準備するための区切りとして、今回正式版として提供されることになった。

 「CubePDF Utility」は、PDFファイルにちょっとした編集を加えたいときに最適なフリーツール。挿入・並び替え・抽出・削除・回転といったページの編集、プロパティの閲覧と書き換え、パスワードの設定といった機能がコンパクトにまとめられており、初心者でも直感的に扱えるように工夫されている。

 また、オープンソースソフトウェア(OSS)として開発されているのも特徴。“GitHub”のプロジェクトページからソースコードを入手することもできる。

 今回のアップデートは「PDFium」ライブラリを「Google Chrome 89」相当へアップデートしたのみで、大きな変更はない。長いテスト期間を経て基本的な機能はほぼ安定しており、安心して利用できるだろう。

 今後は、v2.0.0に向けて内部処理の改善やユーザーインターフェイスの見直し、閲覧機能の強化などが図られる予定。v1.0.0に関しては「PDFium」のアップデートと軽微な不具合修正にとどまるようだ。

 「CubePDF Utility」はWindows 7以降に対応しており、動作には.NET Framework 3.5以降が必要(4.5.2 以降を強く推奨)。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「CubePDF Utility」
【著作権者】
(株)キューブ・ソフト
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(21/03/16)