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無料のPDF編集ソフト「CubePDF Utility」v2.0.0が公開 ~設定画面を追加

ファイルサイズの節約、バックアップ機能などの指定が可能に

「CubePDF Utility」v2.0.0

 (株)キューブ・ソフトは5月30日、PDF編集ソフト「CubePDF Utility」の最新版v2.0.0を公開した。最新版では、アプリケーションに対する設定画面と設定項目が追加されている。

 追加された項目は[重複リソースを削除してファイルサイズを削減する]、[PDFファイルのしおり情報を維持する]、[バックアップ機能を有効にする]、[作業フォルダー]の指定、[最近開いたファイルを表示する]の5つ。メニューバーにある[ファイル]メニューから[設定]ウィンドウを開くことで、上記機能を指定可能だ。

「CubePDF Utility」の設定画面

 また、既にPDFファイルを開いている状態で[Ctrl]キーを押しながら、PDFファイルまたは画像ファイルを本ソフトのウィンドウへドラッグ&ドロップした場合、それらのファイルをPDFの末尾に挿入できるようになった。ドラッグ&ドロップのみで、PDFのページを連続で既存のPDFへ追加可能だ。

[Ctrl]キー + ドラッグ&ドロップで末尾に挿入する機能を追加

 さらに、複数のファイルを一括してドラッグ&ドロップした場合の挙動を「CubePDF Page」v4.0.0と同様に変更。連番になっているファイル名がユーザーの意図とは異なる並び順になる挙動が改善されたほか、スプラッシュ画面が削除された。

 インストーラーに[コンテキストメニューに「CubePDF Utility で開く」を追加する]設定を追加。右クリックメニューへ本ソフトの項目を追加するかどうかを選択できるようになった。なお、本機能は正常に表示されないなど、いくつかの問題が報告されており、今後のバージョンアップにて改善予定。

コンテキストメニューに関する設定をインストーラーに追加

 そのほか、本バージョンより「.NET Framework」の推奨バージョンが従来の「4.5.2以降(動作可能バージョンは3.5以降)」から「4.7以降」に変更された。アプリの設定画面と設定項目も追加されている。

 推奨環境の変更は「.NET Framework」の「v4.5.2」および「v4.6」、「v4.6.1」のサポートが4月26日をもって終了したことに伴うもの。同バージョンがインストールされている環境下では「.NET Framework 3.5」向けの実行ファイルがインストールされた後、それを互換モードで実行する形となる。

 加えて、PDF編集に利用されているライブラリ「iText7」がv7.2.2に、サムネイル画像を生成するライブラリ「PDFium」が「Chromium 102」相当に更新された。

 「CubePDF Utility」は、PDFのページ単位で結合や抽出、分割、一部ページの削除、 並び替え、回転などの編集作業を、サムネイルを介して実行することが可能な編集ソフト。公式Webサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできるフリーソフトで、個人・法人を問わず無償で利用できる。

ソフトウェア情報

「CubePDF Utility」
【著作権者】
(株)キューブ・ソフト
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0 (22/05/30)