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無料のPDF作成ソフト「CubePDF」の最新版v2.0.0が公開 ~セキュリティ設定を強化

メイン画面のUIも変更

「CubePDF」v2.0.0

 (株)キューブ・ソフトは4月6日、PDF作成ソフト「CubePDF」の最新版v2.0.0を公開した。

 最新版では、メイン画面のレイアウトを変更。これまで、変換時のグレースケール化や、PDFファイル中の画像をJPEG圧縮するなどの機能が「その他」タブに配置されていたが、これが見落されがちだったとして、[一般]タブに変更された。

メイン画面のレイアウトを変更

 また、セキュリティの設定を強化。[セキュリティ]タブで設定可能な項目に[アクセシビリティのための内容の抽出を許可する]と[注釈の追加、編集を許可する]の2項目を追加した。これまで簡易的だった「CubePDF」のセキュリティを「CubePDF Utility」や「CubePDF Page」と同様のレベルまで強化したとしている。

セキュリティの設定項目を変更

 そのほか、Ghostscriptを最新のv9.56.0に、iText7を最新のv7.2.1に更新した。また、PDFファイルを[Web表示用に最適化する]と[グレースケール]のオプションをともに選択して既存のPDFファイルの先頭や末尾に結合した際に、既存PDFファイルの部分もグレースケール化される不具合を修正。メイン画面表示時には、パス表示欄も出力ファイルなどのファイル部分が表示されるように修正された。

 加えて、動作に必要な.NET Frameworkの推奨バージョンが、4.7以降に変更されている。また、Ghostscriptの更新に伴い動作に「Microsoft Visual C++再頒布パッケージ」が必要となった。「DLL 'gsdll32' を読み込めません:指定されたモジュールが見つかりません」というメッセージが表示される場合は、同社のページなどから環境に合わせた「Microsoft Visual C++再頒布パッケージ」をダウンロード・インストールすることで解決する。

 「CubePDF」は、Microsoftによるサポートが継続中のWindowsに対応するフリーソフトで、PDFの分割・結合も行える同社製ツール「CubePDF Utility」とあわせて窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、「CubePDF Page」は現在CubeSoftのWebサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「CubePDF」
【著作権者】
(株)キューブ・ソフト
【対応OS】
Microsoftによるサポートが継続中のWindows
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(22/04/06)