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開発開始から約9年 ~フリーのPDF仮想プリンター「CubePDF」がついに正式版として公開
印刷機能のあるアプリならなんにでも対応、PDF文書にセキュリティをかけることも
2019年6月24日 13:35
(株)キューブ・ソフトは6月21日、PDF作成ソフト「CubePDF」の最新版v1.0.0を公開した。本ソフトは9年近くにわたりベータ版やリリース候補版としてアップデートが続けられてきたが、ようやく正式バージョンとしてリリースされた。
「CubePDF」は、仮想プリンターとして動作するタイプの国産PDF作成ソフト。印刷機能を備えたソフトであれば、出力先のプリンターを「CubePDF」に設定することで、手軽にドキュメントをPDFとして保存可能。PDFファイルにパスワードをかけたり、印刷やテキスト・画像のコピー、フォーム入力、ページの挿入・削除・回転を個別に制限するセキュリティ機能も備える。フリーソフトでありながら機能が充実していることから、2010年には窓の杜大賞では“銀賞”を獲得。現在では、累計1,000万ダウンロードを超える人気ソフトにまで成長している。
v1.0.0のリリースにあたり機能の追加はなく、変更点は「Ghostscript 9.27」へのアップデートや細かい不具合が修正されたのみだ。64bit版を含むWindows 7以降に対応しており、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
なお、「CubePDF」v1.0.0のリリースに合わせ、有償の仮想プリンター構築システム「CubeVP」も発表されている。「CubeVP」は「CubePDF」をカスタマイズしたいという要望に応えるもので、仮想プリンターの印刷を完了しても「CubePDF」のダイアログを表示せず、そのまま任意のユーザープログラムを実行することが可能。「CubePDF」相当のPDF作成機能を自社システム・アプリに組み込んだり、「CubePDF」に足りない機能を独自に拡張することができる。
ソフトウェア情報
- 「CubePDF」
- 【著作権者】
- (株)キューブ・ソフト
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0(19/06/21)