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無料で高機能な一発圧縮・解凍ソフト「CubeICE」がついに正式版となる

4年振りの大規模アップデートでユーザーフレンドリーなデザインに

「CubeICE」v1.0.0

 (株)キューブ・ソフトは10月14日、マルチコアCPUに対応する高機能な無料の一発圧縮・解凍ソフト「CubeICE」の最新版v1.0.0をリリースした。ながらくベータ版として開発されてきたが、「CubeICE 0.8.0β」の公開以来4年振りの大規模アップデートとなる今回、ついに正式版として提供されることになった。

 「CubeICE」は、.zip(ZIP).7z(7—ZIP)/.gz(GZIP)/.bz2(BZIP2)形式などに対応した国産の圧縮・解凍ソフト。解凍だけであればLHA/RAR/CAB/TAR/DMGにも対応する。Mac上で圧縮したファイルの「.DS_Store」「_MACOSX」や、Windows上で圧縮したファイル「Thumbs.db」「desktop.ini」といった不要ファイルを自動で除外して解凍する機能を備える。文字化けを抑止する機能、機能のアーカイブにファイルを追加する機能などを搭載し、高機能なことが特長だ。

 v1.0.0で最も大きな変更は、各種アイコンやユーザーインターフェイスなどのデザインが調整されたこと。アイコンは「CubePDF」や「CubePDF Utility」といった同社製品との統一感を意識しているという。解凍・圧縮および設定画面は、Windowsの標準ダイアログを参考に微調整されている。

同社製品との統一感のあるアイコン群
Windowsの標準ダイアログを参考に微調整された各種ダイアログ

 また、動作を高速化するため、一時ファイルを保存する作業フォルダーを作成する場所を選択する設定が追加された。さらに、ファイル操作を担うライブラリを、不具合の少ない.NET標準を使う[標準]と、不具合が存在するがWindowsのパスの長さ制限を超えられる[拡張]から選択できるようになっている。

設定画面の[詳細]タブ→[ファイル操作方法]からファイル操作を担うライブラリ選択可能に

 一方、圧縮したファイルをメールで送信する機能が削除されたほか、エクスプローラー上で圧縮ファイルに含まれているファイル名一覧をツールチップで表示する機能は初期設定で無効化された。ファイル一覧をツールチップに表示するには、設定ダイアログの[詳細]タブから機能を有効化する必要がある。

圧縮ファイルに含まれているファイル名一覧をツールチップで表示する機能

 「CubeICE」は、Windows 7以降に対応しており、動作には.NET Framework 3.5以降が必要(4.5.2以降を強く推奨)。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「CubeICE」
【著作権者】
(株)キューブ・ソフト
【対応OS】
Windows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(21/10/14)