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無料の一発圧縮・解凍ソフト「CubeICE」がメジャーアップデート ~v2.0.0が公開

既定の圧縮レベルを変更できるオプション項目を追加。デフォルトは「標準」に

「CubeICE」v2.0.0

 (株)キューブ・ソフトは7月7日、マルチコアCPUに対応する高機能な無料の一発圧縮・解凍ソフト「CubeICE」の最新版v2.0.0をリリースした。今回のアップデートは「.NET Framework」の推奨バージョンがv4.7以降に変更されたことに伴う、メジャーアップデートとなっている。

 機能面での変更点としては、デフォルトの圧縮レベルを「標準」に変更。その上で「CubeICE 設定」アプリに既定の圧縮レベルを変更できる設定項目が追加された。

 「CubeICE」では、これまで右クリックメニューから[圧縮]-[詳細設定]で指定せずにファイルを圧縮した場合、圧縮レベルは自動的に「最高圧縮」が適用されていた。しかし、該当設定の場合、「標準」の圧縮レベルと比べて圧縮率はそこまで改善せずに処理時間だけが長くなることも多かったことから、ユーザーより改善要望が寄せられていたという。

既定の圧縮レベルを「標準」に変更。「CubeICE 設定」アプリの[圧縮]タブから設定の変更ができる
圧縮レベルを「標準」にするには、これまで右クリックメニューから指定する必要があった

 ほかにも今回のアップデートでは、「7-Zip」をv22.00相当に更新。「.Folder」のようにドットが含まれる名前のフォルダーを圧縮する場合、選択内容によってはエラーが発生する不具合が修正された。サイレントインストールを実行した際に「CubeICE 設定」の初回実行がスキップされていた問題も修正されている。

 「CubeICE」は、.zip(ZIP).7z(7-ZIP)/.gz(GZIP)/.bz2(BZIP2)形式などに対応した国産の圧縮・解凍ソフト。Windows 7以降に対応しており、現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。解凍だけであればLHA/RAR/CAB/TAR/DMGにも対応するほか、ファイル名の文字化けを抑止する機能や、Windows上で圧縮した際に「Thumbs.db」「desktop.ini」といった不要なファイルを自動でフィルタリング(除外)して解凍する機能などを備える。

ソフトウェア情報

「CubeICE」
【著作権者】
(株)キューブ・ソフト
【対応OS】
Windows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(22/07/07)