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「TCPView」v4.0が公開 ~検索ボックスやダークモードに対応

開発者・管理者向けトラブルシューティングツール「Windows Sysinternals」の一角

「TCPView」v4.0

 米Microsoftは3月23日(現地時間)、開発者・管理者向けのトラブルシューティングツール「Windows Sysinternals」のアップデートを発表した。今回の目玉は、「TCPView」のメジャーアップデートだ。

 「TCPView」は、Windows上で動作しているアプリケーションの通信状況をGUIで一覧表示できるソフト。メジャーバージョンアップとなる「TCPView 4.0」では、TCP/UDP(v4/v6)を簡単にフィルタリングできるボタンが追加されたほか、プロセスを探すための検索ボックスが新設された。エンドポイントを持つWindowsサービスの表示にも対応している。

 また、[Options]-[Theme]メニューでダークモードを選択できるようになったのも大きな変更点。ダークモードに対応した新しいテーマエンジンを備えたSysinternalsツールは「TCPView」で2つ目になるという。

「TCPView」の初期テーマ。[Options]-[Theme]メニューでダークモードを選択できる

 そのほかにも「PsExec v2.33」「WinObj v3.02」、「Sysmon v13.02」のリリースが発表された。「PsExec」は2021年2月の月例セキュリティアップデートで脆弱性の修正がアナウンスされているので、古いバージョンを使い続けている場合は注意したい。

ソフトウェア情報

「TCPView」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows 8.1/Server 2012以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0(21/03/23)