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「Google Chrome」にゼロデイ脆弱性 ~修正版のv91.0.4472.101が公開

14件の脆弱性に対処。最大深刻度は「Critical」

「Google Chrome」v91.0.4472.101

 米Googleは6月9日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版v91.0.4472.101を公開した。14件の脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっており、できるだけ早いアップデートが必要だ。

 このうちCVE番号が割り当てられた問題は10件。深刻度の内訳は、同社基準で最高の「Critical」が1件、上から2番目の「High」が7件、上から3番目の「Medium」が2件となっている。なかでもスクリプトエンジン「V8」における型混乱の欠陥(CVE-2021-30551、深刻度High)は攻撃への悪用も報告されており、できるだけ早い対応が必要だ。

 そのほかにも、内部監査やファジングなどによって発見された問題も修正されているという。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることもできる。