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Windows版「VMware Tools」などにローカル権限昇格の脆弱性

修正バージョンへのアップデートを

VMware社のサポート文書「VMSA-2021-0013」

 米VMwareは6月22日(現地時間)、Windows版「VMware Tools」などにローカル権限昇格の脆弱性(CVE-2021-21999)が存在することを明らかにした。修正バージョンへのアップデートが推奨されている。

 同社によると、下記の製品には細工を施したファイルを「openssl.cnf」という名前でフォルダーに配置すると、昇格された特権でコードを実行できてしまう問題があるという。

  • Windows版「VMware Tools」v11.x.y
  • 「VMware Remote Console(VMRC)for Windows」v12.x
  • Windows版「App Volumes」v4
  • Windows版「App Volumes」v2.x

 深刻度の評価は「Important」。CVSSv3のベーススコアは7.8とされている。問題を解決するには、以下のバージョンへの更新が必要だ。

  • Windows版「VMware Tools」v11.2.6
  • 「VMRC for Windows」v12.0.1
  • Windows版「App Volumes」v4 2103
  • Windows版「App Volumes」v2.18.10

 「VMware Tools」はホストOSとシームレスに連携したり、パフォーマンスを改善するためにゲストOSへインストールするサービスとモジュールのセット。「VMware」で仮想マシンを作成すると、追加でインストールできる。