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「秀丸メール」が9年ぶりのメジャーバージョンアップ ~v7.00を正式公開

定番のテキストディタ―「秀丸エディタ」相当のテキスト編集機能を組み込んだメールアプリ

「秀丸メール」v7.00

 (有)サイトー企画は7月23日、メールソフト「秀丸メール」の最新版v7.00を正式公開した。2012年10月以来のメジャーバージョンアップとなる。

 「秀丸メール」は、定番のテキストディタ―「秀丸エディタ」相当のテキスト編集機能を組み込んだメールアプリ。メールの編集や閲覧が「秀丸エディタ」と同じ感覚で行えるのが最大の特徴だ。

 マルチアカウントはもちろん、POP3/IMAP4、SSL/TLS、OAuth認証、Microsoft Graph APIなど、新旧幅広い技術をサポートするのも長所。対応OSもWindows 2000以降となっており、古い環境でも利用したい、古い環境とモダンな環境でメールアプリを共通化したいといった場合にも最適だ。そのほかにも、迷惑メールフィルター、マクロによる機能拡張、不審な添付ファイルの自動削除といった機能を備える。

 メジャーアップデートとなる本バージョンだが、変更は比較的小規模だ。2020年東京オリンピック競技大会の開催に伴い変更されていた祝日に対応したほか、Microsoft Graph APIでメールを送信すると引用部分の改行コードがおかしくなる場合がある不具合が修正された。また、メールアドレスのオートコンプリートで同じメールアドレスが複数表示されないようにするといった改善も加えられている。

 「秀丸メール」は価格2,200円(税込み)のシェアウェアだが、「秀丸エディタ」のユーザーは無償で利用可能。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。Windows 10専用のストアアプリ版も用意されており、「Microsoft Store」から価格2,200円(税込み)で購入できる。

ソフトウェア情報

「秀丸メール」
【著作権者】
(有)サイトー企画
【対応OS】
64bit版を含むWindows 2000/XP/Server 2003/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
シェアウェア(税込み2,200円。「秀丸エディタ」のユーザーは無償で利用可能)
【バージョン】
7.00(21/07/23)