ニュース
「秀丸メール」に添付ファイルを「Windows サンドボックス」で開く機能が追加
信頼できない送信元の添付ファイルも手軽かつ安全に開ける
2022年3月11日 06:45
(有)サイトー企画は3月9日、メールソフト「秀丸メール」の最新版v7.11を公開した。本バージョンでは、添付ファイルを「Windows サンドボックス」で開く機能が追加されている。
「Windows サンドボックス」は、Windows 10以降のPro/Enterprise/Educationエディションに標準搭載されている、システムから隔離された実験環境だ。信頼できない相手やWebサイトから入手したファイルが万が一マルウェアであっても、実際に使用しているシステムに影響が出ない。
通常であれば、エクスプローラー上などでファイルをコピーし、別途起動した「Windows サンドボックス」内にペーストして利用する。しかし最新版の「秀丸メール」では、添付ファイルを開こうとすると現れるダイアログボックスで[サンドボックス内で安全に開く]ボタンを押せば、そのファイルが保存された状態で「Windows サンドボックス」を起動可能だ。
なお、OSの初期状態では「Windows サンドボックス」がアクティブになっていないので、「秀丸メール」の[サンドボックス内で安全に開く]ボタンもグレイアウトしていて利用できない。利用するには「設定」アプリの[アプリ]-[オプション機能]画面で[Windows のその他の機能]をクリックし、[Windows の機能]ダイアログボックスから「Windows サンドボックス」を有効化して再起動しておく必要がある。コマンドで有効化する方法も用意されているので、詳しくは上記記事を参照してほしい。
「秀丸メール」は価格2,200円(税込み)のシェアウェアだが、「秀丸エディタ」のユーザーは無償で利用可能。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。Windows 10以降用のストアアプリ版も用意されており、「Microsoft Store」から価格2,200円(税込み)で購入できる。
ソフトウェア情報
- 「秀丸メール」
- 【著作権者】
- (有)サイトー企画
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10/11およびWindows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019
- 【ソフト種別】
- シェアウェア(税込み2,200円。「秀丸エディタ」のユーザーは無償で利用可能)
- 【バージョン】
- 7.11(22/03/09)