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「Windows 11」とIntel Killer/SmartByteの非互換性問題が解決 ~UDP通信が遅くなる

2021年10月のセキュリティ更新プログラム「KB5006674」の適用で解消

「Windows 11」向けの累積的更新プログラム「KB5006674」(Bリリース)

 米Microsoftは10月12日(現地時間)、「Windows 11」向けの累積的更新プログラム「KB5006674」(Bリリース)で、Intelの「Killer」ネットワークソフトウェアとの間に確認されていた互換性問題を修正したと発表した。

 Windows 11の正式リリース当初から、Intel製のゲーマー向けネットワークコントローラー「Killer」の一部ドライバーはWindows 11と互換性がなく、特定の条件下でUDPパケットをドロップする問題が確認されていた。

 UDPベースのプロトコルでパフォーマンスが低下するなどの影響が出る可能性があり、一部のWebサイトの読み込みが遅くなったり、特定の解像度で動画のストリーミングが遅くなったり、VPNソリューションの一部で速度が低下する恐れがある。この問題はのちに、同じくIntel社の「SmartByte」でも確認されていたようだ。

 同社は10月のセキュリティ更新プログラムでの解決を目標に、この問題に取り組むとしていたが、リリースノートによると「KB5006674」で無事解決されたようだ。既知の問題をまとめたWebページは執筆時現在まだ更新されていないが、いずれアップデートされるものと思われる。