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「Skype」のWeb版がAndroidと「Firefox」に対応 ~v8.77が正式リリース

iPhone/iPadではカメラで「Office Lens」が利用可能に

Windows版「Skype 8.77」

 米Microsoft傘下のSkypeは11月3日(日本時間)、「Skype 8.77」を正式リリースした。本バージョンでは、Web版の対応ブラウザーが拡充。「Firefox」で音声通話がサポートされ、ほぼすべてのWebブラウザーで利用できるようになった。Android搭載のスマートフォンやタブレットでもWeb版「Skype」が使えるようになり、クライアントアプリなしで通話できるプラットフォームが大きく広がった。

Web版「Skype」の対応状況(サポートサイトより、執筆時現在)

 そのほかの変更は、以前から予告されていたユーザーインターフェイスの改善が主だ。スレッドのデザインがアップデートされたほか、参加人数の多い通話で大事な人を見失ってしまわないように、通話ステージへピン留めする機能が導入されている。

 また、アカウントなし・クライアントアプリなしでミーティングを手軽開催できる「今すぐ会議」(Meet Now)機能が改善され、利用可能になるまでの手順がよりシンプルになった。

Windows 10のタスクトレイから「今すぐ会議」を利用
2ステップでミーティングを開催できる

 さらにモバイルからのアクセスを含むWeb版のビデオ通話を利用する際に「Skype」の背景をぼかす機能が追加。モバイル版では他にもiPhoneとiPadのカメラ機能が強化され、「Office Lens」が利用できるようになっているとのこと。

 「Skype」は、クロスプラットフォーム対応のコミュニケーションツール。携帯電話や固定電話への通話をサポートするほか、最大100人のグループビデオ会話、音声・ビデオ通話のリアルタイム字幕表示、スクリーンの共有、通話の録音といった機能が利用できる。

 対応プラットフォームはデスクトップ(Windows/Mac/Linux)、モバイル(iOS/Android)、Web(web.skype.com)。Windows版はWindows 7以降に対応しており、現在公式サイト「skype.com」から無償でダウンロード可能。Windows 10/11ならば「Microsoft Store」からストアアプリ版を入手することもできる。