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「DartPad」がパッケージに対応、Google FontsやFirebaseの「Dart」アプリをその場で書ける
第一弾として人気のあるパッケージをカバー
2021年11月16日 10:00
プログラミング言語「Dart」の開発チームは11月16日(日本時間)、「DartPad」がパッケージに対応したとを発表した。
「DartPad」(dartpad.dev)はオープンソースで開発されたWebベースのプレイグラウンド(主に学習を目的としたプログラミングの簡易な開発・実行環境)で、「Dart」やそのUIフレームワーク「Flutter」で構築されたアプリをWebブラウザーで直接実行できる。わざわざソフトウェア開発キット(SDK)やツールをローカルシステムにインストールしなくても、アイデアを試したり、技術的なコンセプトを「Dart」コードに落とし込むことができる手軽さが魅力だが、一方で豊富なサードパーティ製「Dart」パッケージをインポートできず、ごく基本的なコードしか実行できないのが難点だった。
今回のアップデートでは、人気のある一部のパッケージのみではあるが、外部のパッケージをインポートする機能が「DartPad」に導入された。たとえば
import 'package:google_fonts/google_fonts.dart';
と記述すれば、「Flutter」のパッケージマネージャー「Pub」が自動でパッケージを取得し、コードに組み込んでくれる。詳細は「DartPad」のサンプルにある「Google Fonts」をチェックしてみてほしい。
また、今回のリリースではGoogleのデータベースサービス「Firebase」パッケージもサポートされている。サンプルの「Firebase Nanochat」は実際に「Firebase」をバックエンドにチャットを実装しており、APIキーなどを適切に設定すればそのまま動作する。
現時点でインポート可能なパッケージは、「DartPad」画面右下の情報アイコンをクリックすると確認できる。また、import文の入力補完にも提案される。