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無料の定番メーラー「Thunderbird 91.5.1」が公開 ~脆弱性修正はなし

不具合の修正のみのメンテナンスリリース

「Thunderbird 91.5.1」

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v91.5.1が、1月24日(米国時間)に正式リリースされた。本バージョンは、不具合修正がメインのメンテナンスリリースとなっている。

 修正された不具合は以下の通り。

  • JS SDAPの実装が自己署名SSL証明書をサポートしていなかった
  • Filelink機能を使ったメールを下書きに保存した後送信すると、ローカルのファイルが削除される
  • チャットのOTR(Off-the-Record)暗号化が機能していなかった
  • OTRの検証が完了しても検証通知バーが非表示にならない

 このほか、さまざまなテーマの改善も含まれている。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。編集部でWindows 11での動作も確認した。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできるほか、Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。