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Microsoft、「Edge Device Image Builder」をプレビュー公開

IoTデバイスのOSイメージを構築をガイドするデバイスビルダーやOEM向けの支援ツール

「Edge Device Image Builder」v0.3.1

 米Microsoftは3月9日(現地時間)、「Edge Device Image Builder」をプレビュー公開した。Windows 10/11に対応しており、現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。

 「Edge Device Image Builder」(EDIB)は、「Windows IoT Enterprise LTSC 2021」デバイスイメージを構築するツール。デバイスビルダーやOEMがそれぞれのIoTデバイスに合わせたOSイメージを安全にカスタマイズできるよう、デスクトップアプリケーションの形で手順を案内する支援ツールだ。

 ガイドに従ってイメージ構成マニフェストを作成し、イメージレシピを定義し、必要があればそのカスタマイズ方法も正確に伝えてくれる。さまざまなデバイスタイプに対応したテンプレートも含まれており、ベンダーは迷うことなくイメージを構築できる。

 そのほかにも、同社のクラウドサービス「Azure」と接続するための設定を追加したり、イメージをビルドする前にその構成が正しいか検証することが可能。ブータブルUSBメモリを作成するオプションなども備えており、生成されたWIMイメージはDISMコマンドでネットワーク上のデバイスに一括展開できる。

 なお、「EDIB」のシステム要件は以下の通り。

  • 有効化された「Hyper-V」
  • 「Windows ADK」および「WinPE」アドオン
  • OSのインストールメディア

 加えて、カスタマイズには以下のものが必要となることがある。

  • 言語パックのISO
  • オンデマンド機能(FOD)のISO
  • Microsoft Security Compliance Toolkit
  • Azure IoT Edge for Linux on Windows(EFLOW)

ソフトウェア情報

「Edge Device Image Builder」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.3.1(22/03/09)