無料のPDF分割・結合ツール「CubePDF Page」でセキュリティ設定などを編集可能に

「CubePDF Page」v4.0.0

　PDF文書作成ソフトやPDF編集ツールなどを手掛ける（株）キューブ・ソフトは3月25日日、簡単にPDFファイルの分割・結合を行えるツール「CubePDF Page」の最新版v4.0.0を公開した。最新版では分割・結合したファイルの文書プロパティを編集する機能が追加されている。

　文書プロパティの編集は、画面左下のボタンから開く［文書プロパティ］ダイアログで行える。［文書プロパティ］ダイアログの［概要］タブでは、タイトルや作成者、PDFのバージョン、ページレイアウトなどを編集可能。また、［セキュリティ］タブでは、パスワードによるファイルの保護を設定可能で、管理用と閲覧用パスワードを設定したり、印刷やテキスト・画像のコピー、編集といった権限を個別に許可・拒否したりできる。

［文書プロパティ］ダイアログの［概要］タブ（左）と［セキュリティ］タブ（右）

　また、これまで「0」による桁揃えがされていない連番ファイルは桁が上がると正しく並べ変えられなかったが、本バージョンからは正しく並べ替えられるようになった。さらに、画面左上のロゴのクリックでアプリケーションの設定ダイアログを開くことが可能になり、分割・結合処理の際に作成される一時ファイルなどを保存する作業フォルダーの指定や、インターフェイスの英語化などが可能になった。

連番ファイルの並べ替え処理が改善

設定ダイアログ

　なお、本バージョンから推奨環境が.NET Framework 4.7以降に変更されている。.NET Framework 3.5でも動作はするとのことだが、PDF操作用ライブラリに古いものが使われるという。

　「CubePDF Page」は、Microsoftによるサポートが継続中のWindowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 11で動作確認した。現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、PDFの分割・結合も行える同社製ツール「CubePDF Utility」は窓の杜ライブ来からダウンロードできる。