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Androidに月例のセキュリティ更新 ~Qualcommコンポーネントに「Critical」な問題多数

アップデートが提供され次第、すみやかなアップデートを

Androidにセキュリティアップデート

 米Googleは4月4日(現地時間)、Android OSの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表された脆弱性の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。デバイスメーカーからアップデートが提供されたら、できるだけ早めに適用しておきたい。

セキュリティ更新プログラムレベル「2022-04-01」

 Android OSのセキュリティ更新プログラムには「2022-04-01」と「2022-04-05」という2つのセキュリティレベルがあり、「2022-04-01」は対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセットとなっている。対応に時間がかかる問題を後回しにして、迅速にユーザーへアップデートを提供できるように配慮したものだ。

 「2022-04-01」は以前に修正された問題に加え、新たにフレームワークで7件、メディアフレームワークで2件、システムで3件の脆弱性が修正された。

 なお、フレームワークの脆弱性1件(CVE-2021-39795)とメディアフレームワークの脆弱性の1件(CVE-2021-39803)の修正は、「GooglePlay」システムのアップデート経由でも配信されるとのこと。

セキュリティ更新プログラムレベル「2022-04-05」

 「2022-04-05」はすべての問題に対処した完全版で、「2022-04-01」での修正に加えてシステムで1件、カーネルコンポーネントで4件、MediaTekのコンポーネントで2件、Qualcommのコンポーネントで7件の脆弱性が解決されている。とくにQualcommのコンポーネントでは深刻度「Critical」の問題が3件含まれており、警戒が必要だ。

 また、Qualcommのクローズドソースコンポーネントでも「Critical」と評価された脆弱性6件を含む多くの問題が修正されている。