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Google、Androidの2022年5月セキュリティ更新を発表

Qualcommのクローズドソースコンポーネントでも「Critical」の脆弱性

Androidにセキュリティアップデート

 米Googleは5月2日(現地時間)、Android OSの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表された脆弱性の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。デバイスメーカーからアップデートが提供されたら、できるだけ早めに適用しておきたい。

セキュリティ更新プログラムレベル「2022-05-01」

 Android OSのセキュリティ更新プログラムには「2022-05-01」と「2022-05-05」という2つのセキュリティレベルがあり、「2022-05-01」は対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセットとなっている。対応に時間がかかる問題を後回しにして、迅速にユーザーへアップデートを提供できるように配慮したものだ。

 「2022-05-01」は以前に修正された問題に加え、新たにフレームワークで5件、システムで8件の脆弱性が修正された。

 なお、フレームワークで対処された特権昇格の脆弱性(CVE-2021-39662)は、「GooglePlay」システムのアップデート経由でも配信されるとのこと。

セキュリティ更新プログラムレベル「2022-05-05」

 「2022-05-05」はすべての問題に対処した完全版で、「2022-05-01」の問題に加えカーネルコンポーネントで4件、MediaTekのコンポーネントで3件、Qualcommのコンポーネントで5件の脆弱性が解決されている。Qualcommのクローズドソースコンポーネントでも「Critical」と評価された脆弱性1件を含む多くの問題が修正されている。