スマホからタブレットへのコピー＆ペーストがついに実現 ～「Android 13」は連携機能を強化

次期モバイルOS「Android 13」ではマルチデバイス間でコピー＆ペーストが可能に

　米Googleは5月11日（現地時間）、開発者向けイベント「Google I/O」を開催した。同イベントでは、次期モバイルOS「Android 13」の新機能が発表になっている。

　Androidの次期バージョン「Android 13」は、単にスマートフォンだけでなく、他のデバイスとの「連携」を主軸に新たな機能を導入する。

　その1つとして注目されるのが、スマートフォンよりタブレットへと、テキストや画像のコピー＆ペーストが可能になること。特定のアプリやメール送信を介することなくデバイスを跨いでのやり取りができるため、マルチデバイス間での作業の効率化が期待される。

　ほかにも、幅広いデバイスで連携機能の強化が図られる。例えば、タブレットで動画を再生しているときに、スマートフォンに電話の着信があった場合、イヤフォンやヘッドフォンの音声が自動的にスマホ側に切り替わる機能が追加される。また、スマートウォッチ向けには「Wear OS」を搭載したデバイスから緊急通報が可能になるといった機能強化が提供される。

　なお「Google I/O」の開催に合わせて、「Android 13」のベータプログラム「Android 13 Beta 2」のリリースも開始された。「Beta 2」は開発者向けサイトにて、対象のPixelスマートフォン（Pixel 4/Pixel 6 Proなど）を登録することで利用可能となる。

2022年1月に開催された「CES 2022」に合わせて、AndroidとWindowsPC間での連携もアピール。「NearbyShare」によるファイルの共有機能が年内にも実装予定となっている